2020年11月04日
2020年11月04日

なぜInstagram運用に分析ツールが必要なのか【Web担当者専用】

なぜInstagram運用に分析ツールが必要なのか【Web担当者専用】

こんにちは、adtecです。
Instagramの運用&ソフト提供会社がリアルな情報を公開します。

企業が苦手とするSNS。
ましてやその担当者は知識や実績を求められます。

今回はビジネスアカウント運用で避けることができない分析を中心に、担当者がよく行き詰まるポイントを事例を挙げて解説していきます。
何もわからない状態からでも行動の目安は立てやすくなるはずです。

1.片手間では伸びない原因

「みんながやってるからSNSをやってみよう」。
確固たる確信をもって取り組む企業は少ないのではないでしょうか。

Instagramが自社の企画ページを使いまわし発信するだけであったり、やってみたけど効果がいまいちわからない、担当といっても企業のWeb担当者が片手間で行う…など本腰を入れて取り組めない様子が散見されます。

当然ながら片手間で行えば、なかなかフォロワー数が増えない・フォロワー数が増えてもコメントやいいねが増えないといった問題は解決できるものではありません。
うまくいかないことには必ず原因があります。

この原因を探るのがInstagram運用ツールです。

担当者として任されたのであればそれは立派なプロジェクト。
しっかりと計画を立て定点観測を行い反省点を分析ツールで洗い出しましょう。

コンセプトや契約の立て方を詳しく知りたい方はこちらにもまとめています。

片手間では伸びない原因

2.Instagram分析ツールの必要性

前途にお話ししました様に分析の本質は原因究明のためではありますが具体的に落とし込んでいきます。

そもそもInstagram運用を行う意義とは何なのでしょうか。
様々な企業を見ていると物販であれ問い合わせであれ行き着く先は顧客との接点です。
企業が発信しているInstagram投稿を販促チラシと考えてください。

担当者は人通りの多い所でちゃんと配れてますか?
チラシの内容はぱっと見分かりやすくなってますか?
レスポンスは得られていますか?

人がいない所でいくら頑張ってもチラシは見てもらえません。
チラシが見てもらえたとしてもレスポンスがなければつらいものです。

運用していてつらいのは「反応がないこと」だと思います。
Instagramではいいねやコメント数・アクセス数・フォロワー数・ハッシュタグ・投稿数などさまざまな軸で反応を見ることができます。

私たちは反応がないがために放置されているアカウントをいくつも見てきました。
しかし分析をしっかりと行い成功している企業が多いことも事実です。

Instagram分析ツールの必要性

いいね等のエンゲージメントを1つ1つ集計を行うのはとても大変です。
様々な仕事を抱えているWeb担当者であればなおさら。

こうした分析をデジタルで集約してくれるのが分析ツールです。
数値を簡単に一元で見られるもの・ひとつひとつ掘り下げて分析してくれるもの・どのようなハッシュタグをつければよいのかAIが分析提案してくれるもの。

こうしたものが世の中にでています。
分析ツールは担当者を助け提案してくれるものなのです。

3.分析はこの数字を見ていく

まだ分析に不慣れな方はどの数値を見て、これが何のためにあるのか、どういった仮説が立てられるのかぴんとこない場合も多いでしょう。

このあたりを掘り下げて説明していきます。

インプレッション数

自分のアカウントを何人の人が見てくれているのかの指標となります。

投稿に対してユーザーがどのくらい閲覧したのか。
投稿ごと見てくれた回数を把握することで、どのような投稿にユーザーの注目が集まっているのか知ることができます。

分析には様々な見方がありますが王道としては自分のアカウントに長く滞在してもらうことを中心に考えると良いかと思います。
見られやすいコンテンツを増やすことでアカウント内を回遊してくれて興味をもってもらうきっかけになります。
そのためには投稿のインプレッション数の推移を見て変動があれば他の投稿と見比べて原因を考える必要があります。

逆にPVが減っていればそれを増やすための施策を考え、アカウントの実力値が見えてくるとともにユーザーがどのような傾向のコンテンツを好むかも把握できてくるはずです。

インプレッション数という値は顧客との接点としてとても重要です。
インプレッション数は別名PV数とも呼ばれます。

インスタグラムインプレッション数

フォロワー数

ユーザーのアクションとしてInstagramで気に入った投稿が続くと、投稿者に興味がわく状態になります。
投稿者をフォローすることでお気に入りの写真や記事が自動で閲覧することができますのでフォローしていきます。

フォローしてくれた人を企業側としてはフォロワーと呼びます。
企業の発信するコンテンツに共感してくれた方なのでとても重要な見込み客になります。

少し細かいことを言いますとフォロワーの中でも「見込み客」から「超ファンになっている顧客」まで様々ですので一概にファンととらえるのは怖い面もありますので注意してください。
フォロワーの見分け方の1つとしてホームページへの流入数などによりファン度を判断したりもします。

フォロワー数もまたインプレッション同様推移を見ていく必要があります。理由としてはどのタイミングで増えたのか・減ったのか増減を確認することで投稿した内容との親和性を計ることができるからです。

別の視点としてインプレッション数が増えているもののフォロワーが増えていなければ何かしらの原因があるためインプレッション数とフォロワー数の相関性で見ると改善内容を洗い出すことができます。

インスタグラムフォロワー数

エンゲージメント

エンゲージメントとはいいね・コメントを指します。
これらの値を確認することで投稿を介してユーザーと良い関係が保てていることを判断します。

例えフォロワー数が少なくてもフォロワー全員が毎回いいねをしてくれるアカウントはユーザーとの関係性が良好な証拠です。
自信をもって運用してください。
そしてフォロワー数を増やす施策を考えていくとよいでしょう。

またエンゲージメントはポジティブに働く場合もあれば逆の意味で注目が集まる場合もあるため、エンゲージメント結果と投稿の内側を考えることが重要です。

インスタグラムエンゲージメント数

いいね数

投稿に対してユーザーの反応を見られる指標が「いいね数」になります。

いいねはコメントより気軽にアクションできることからユーザーによっては気に入った・ありがとう的なイメージで使う方もいます。どちらかというとライトなイメージです。
数値の見方としては前途でお話したようにフォロワー数との相関性を見ていきます。

例えばフォロワーが100人いたとして投稿平均いいね数30の場合。
ある投稿ではいいねが5しかなかった場合は問題ですよね。
内容が合っていなかったのか・投稿時間がいつもと違っていたのか、普段との変化点を確認し次の投稿に活かすことを行います。

またフォロワーが増加しているのにいいね数が増えていない場合は根本的(ターゲット)な問題を抱えている場合が多い傾向にあります。

インスタグラムいいね数

コメント

コメントやレビューは企業によっては最も重視しているところもあります。
ユーザーの生の声はユーザーとの距離を縮める最良の方法だからです。
その後の商品開発・運用に至るまで企業活動に大きく関わるのは周知の事実かと思います。

ユーザーがいいねではなくコメントをくれたことはアカウントに対してより想いが強いことなので、内容が良き悪しに関わらず注目する必要があります。

数字ではなくそこに書いてあることがそのまま運用のヒントです。
運用の傾向としてもフォロワーやいいねが増えてくればコメントも必然と増えてきます。
逆に増えなければ何かあと一歩が足りないと思ってください。

コメントには必ず返信をすることでそのアカウントがにぎわいます。
ユーザーが話しやすい環境を整えることもエンゲージメントを高めるコツになります。

インスタグラムコメント数

4.まとめ

いかがだったでしょうか。

Instagram運用ツールは担当者を助けてくれるものです。
今回ご紹介したものはビジネスアカウントで見ることも可能ですが一部過去をふりかえれないものもあるため過去の記録としても活用すべきでしょう。

また一元で結果を確認できるためより効率的に運用でき、本来の仕事である「考える時間」にあてることができます。

 

また分析の考え方にも触れましたが本記事の小見出しで出したものを推移で見ていく事で何が悪いのかを投稿をキーに確認することができます。

もし企画やキャンペーン・プロフを変更したなどの変化点を残しておけば推移と見比べて振り返ることができますのでおすすめです。

 

補足ですが配信時間やコンテンツは一貫性をもたせることで変化点を洗い出しやすくなります。

できるだけ変化点を絞りやすくする工夫をすることで飛躍的にやりやすくなります。

 

長くなりましたがInstagramを活用している企業、またこれから活用しようとしている企業のお役立てできればと思い書かせていただきました。

それではまた。